お不動さま

大本山成田山 平和大塔 本尊

お不動さまは不動尊(不動明王)といい、昔からお観音さまとお地蔵さまとともに、最も庶民的な信仰の対象として多くの人びとに親しまれ尊ばれてきました。わが国の不動信仰は、弘法大師空海が当時の中国に渡り密教の正系を継承し帰国され、真言宗を開いてから始まります。お不動さまの尊像やお経はお大師さまによってもたらされました。

 

真言宗(真言密教)の教主はあらゆる仏の総体である『大日如来』であり、宇宙大自然の根本仏であります。万物の存在、それ自体が深遠な叡智であり、宇宙に偏在するその叡智・理法そのものが大日如来でございます。その教えをわかりやすく、あらゆる者を救い、悟りに導くために大日如来そのものが姿を変えて現れておられるのがお不動さまであるのです。

 

不動尊(不動明王)の原語はインドのサンスクリット語で「アチャラ・ナータ」といい「動かざるところの尊い者」という意味であります。そのお姿は、「仏の智慧」と「極致の慈悲」を表しており、火炎を背負い、右手に利剣を持ち、左手に索(綱)を持って僮僕給使(若く頑健な召使)の姿をとっておられます。これは仏として最高の位にありながら、他者に奉仕する為にこの様なお姿をしておられます。また、私たちにとってあらゆる妨げ、障りになるものを取り除き、心の迷いを滅ぼすはたらきをしていますので、激しい忿怒(忿り)のお顔をしておられます。

 

 

御護摩祈祷

御護摩祈祷とは

護摩 真言密教において護摩とは爐の中で火を焚き、色々な供物を投入し仏に供養する修法であります。これは煩悩(心の迷い)を仏の智慧の火で焼き浄め、個人のあらゆる災厄の根源を断ちきり、本尊と智火と自身の和合を成ずる修行であります。

 

煩悩なるこの私達には、限りない願い事があります。

その願い事を清浄なものに高め実現するのが、密教でいう現世利益であります。現世利益は社会的実践そのものを意味します。それを助成するために護摩が修せられ、護摩によってお願い事を祈るのは願いを清めすみやかに成就するよう祈念し「浄菩提心(仏と同じ心)」を開き顕すものであります。

 


御護摩修行勤修

    

【御縁日】 毎月28日
【時 間】 11時より

 不動明王御真言  護摩木
 
◆ 不動明王御真言
◆ 護摩木

 


御 札

成田山でお授けいたします御札は御護摩修行にて開眼加持されたお不動さまの御分身御分霊でございます。 この御札に、願い主のお名前と願い事が納められます。これはお不動さまのご加護ご利益を戴き、常にお不動さまと一緒であるという証しでもあります。 御札
 
◆ 御護摩札

 

 

成田山徳島分院光輪寺

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